間もなく開幕する男子テニスのマスターズ1000大会「マイアミ・オープン」(3月20日〜31日/アメリカ・マイアミ/ハードコート)で、約8カ月ぶりにツアーに復帰する予定の元世界ランク4位の錦織圭(現352位/34歳)が、18日に更新した自身のSNSで会場入りしたことを報告した。

 昨年7月の「アトランタ・オープン」(アメリカ・アトランタ/ATP250)以降、左ヒザのケガにより長らく戦線を離脱していた錦織。それでも年が明けてからはSNSでのプレー動画の公開や新コーチのトーマス・ヨハンソン氏(スウェーデン/元4位/48歳)の招聘など、度々明るい話題を提供していた。

 今月初めにはマイアミ・オープンの本戦ワイルドカード(主催者推薦)を獲得。14日には錦織のトレーナーを務めるロビー・オオハシ氏がSNSで「錦織のツアー復帰に興奮しています!再びコートで彼を見るのが待ちきれません。マイアミ・オープンに臨みます」というメッセージと共に「チームK」の写真をアップし、大きな反響を呼んでいた。
  そして今回、錦織本人がマイアミ会場入りを報告。ラケットバッグを背負って会場内を歩く姿やファンとの交流を楽しんだ際の画像に加え、自身の前コーチであるダンテ・ボッティーニ氏(アルゼンチン/44歳)が指導する世界92位のアレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ/25歳)との練習後に撮影した写真も投稿した。

 錦織はそれぞれの投稿に「マイアミ・オープンに戻ってこられて本当にうれしい」と喜びの言葉を綴っており、コバチェビッチに対しては「良い練習をありがとう」と謝意を伝えている。

 これらの投稿をチェックしたユーザーからは「待ってました!」「最高にうれしいです。戻ってきてくれてありがとう」「おかえり!」「全力で応援してます!楽しんで!」といった温かいコメントが殺到。まだ大会は始まっていないにもかかわらず、早くも多くのファンが日本の大エースのカムバックに興奮している様子だ。

 なお男子シングルスのドロー(組み合わせ)は現地18日に発表されることとなっており、復帰戦の対戦相手にも注目が集まっている。半年以上の時を経て公式戦のコートに帰ってくる錦織。マイアミの舞台で久々のプレーを存分に楽しんでもらいたい。

文●中村光佑

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